@article{oai:takushoku-u.repo.nii.ac.jp:02000063, author = {平山, 勉 and Hirayama, Tsutomu}, issue = {1}, journal = {拓殖大学論集. 政治・経済・法律研究, The review of Takushoku University : Politics, economics and law}, month = {Oct}, note = {本稿の課題は、高度成長期のプラスチック金型製造業で展開された協同組合構想を通して、それを必要とした条件と組合結成までの変遷を概観することにある。この構想は、東京地区所在の当該金型製造業者を中心として結成された組合(任意団体)によって、1950年代後半と1960年代後半の2度に渡り議論されたものであった。そのため、同組合の協同組合化に向けた活動を軸に、それぞれの時期における当該製造業を取り巻いた生産条件や経済・政策環境の変化を念頭に置きながら、協同組合構想の変遷を考察した。 分析の結果、①1950年代後半からの構想は、設備投資調達難に悩まされていた当該金型製造業者が、急速な市場の拡大に対する対応の必要性や、先行する他地域との競争関係のなかから、その打開策として議論を開始したたこと、②その過程で、第1の課題であった資金調達の問題が、金融環境の変化や行政からの施策開始によって緩和されていき、その意義を失い議論が消滅していったこと、③1960年代中盤に労働力市場が逼迫して、労働者の獲得や既存の労働力の定着が困難になっていき、その問題の解決策のひとつとして中小企業近代化促進法を援用した協同組合構想が再燃したこと、④1950年代後半の議論の過程で構築された組合化の基盤が、1960年代後半の協同組合化において結成を円滑に進展させる役割を果たしていたこと、が判明した。}, pages = {1--16}, title = {高度成長期金型製造業における協同組合構想の変遷}, volume = {26}, year = {2023}, yomi = {ヒラヤマ, ツトム} }