@article{oai:takushoku-u.repo.nii.ac.jp:00000223, author = {大越, 貴子 and Okoshi, Takako}, journal = {拓殖大学日本語教育研究, Journal of research in teaching Japanese language}, month = {Mar}, note = {近年,日本語教育において多読が新たな学習法として広がりつつある。本来全くの個人作業である読書を課外活動としてではなく,クラス授業時間内に全員に実践する意義はどこにあるのだろうか。本稿では,多読を教師がファシリテートして授業時間内に行う意義に観点を絞り,拓殖大学別科日本語教育課程における,日本語入門および初中級レベルの読解授業での多読実践記録を省察した。その結果,授業内多読で行ったブックトークの時間を中心に,学習者が読書をテーマに交流する「読書コミュニティ」なる関係性が観察された。読書コミュニティにおいては,発話や作画といったアウトプット学習への自然発生的移行が起こり,学習者の中には積極的な取り組み姿勢や,読書への学習意欲増進が散見された。これらの現象が授業内多読という学習環境ゆえによるかは,学習者要因など他の要因も含めた縦断的・横断的な事例検証が必要であろう。しかし,個人で多読学習を行った場合には,起こりえない事実であることから,授業内多読は言語習得にとって有意義であると結論づけることができる。}, pages = {77--100}, title = {入門・初級レベルにおける授業内多読に関する一考察 ―読書コミュニティの出現と効果―}, volume = {4}, year = {2019}, yomi = {オオコシ, タカコ} }