@article{oai:takushoku-u.repo.nii.ac.jp:00000290, author = {中村, かおり and Nakamura, Kaori}, journal = {拓殖大学語学研究, Takushoku language studies}, month = {Oct}, note = {本研究は,中立視座タイプで書かれた文章において日本語らしさに関わる視点表現がどのように表されるかを,日本語母語話者とベトナム人および中国人学習者の描写を比較することで検証したものである。その結果,日本語母語話者は,⑴項の省略によって生じる曖昧さの補完,⑵因果関係など文間の結束性の強化,⑶場面転換後の新たな視座の提示,という3つの目的のために,視点表現を使用していることがわかった。一方,学習者には,連続する文において同じ視座ではなく同じ言語形式を用いる傾向が見られ,そのため不要な視座の移動が生じ,文間の結束性を弱め,日本語らしさを損ねている可能性が示唆された。以上から,学習者に対しては文の曖昧性への意識を高め,文意を明確にするという視点表現の効果と使い方を指導する必要があることを指摘した。}, pages = {61--88}, title = {「日本語らしさ」に欠かせない視点表現の検証 ―中立視座タイプの談話における日本語母語話者とベトナム人・中国人日本語学習者の描写の比較から―}, volume = {141}, year = {2019}, yomi = {ナカムラ, カオリ} }