@article{oai:takushoku-u.repo.nii.ac.jp:00000323, author = {高橋, 智彦 and Takahashi, Tomohiko}, issue = {2}, journal = {拓殖大学論集. 政治・経済・法律研究, The review of Takushoku University : Politics, economics and law}, month = {Mar}, note = {ウクライナの金融機関は体制移行後に民族系,ロシア,EU系の金融機関が各々展開していたが,世界金融危機でIMFの金融支援を受けるなど金融面の脆弱性があった。マイダン革命を経て,ロシアがクリミア半島を実効支配,一部東部地域が紛争地域化する中で,金融機関も混乱し,民族系大銀行などで再国有化が進み,外資系の進出環境の変わる中で,相対的な効率性の変化について実証分析を行った。 実証にあたっては包絡分析法(DEA)を用いた。具体的には入力を預金と預金以外の負債,出力は金利収入と手数料収入として規模に関して収穫可変的なVRSモデルも出力志向型を用いた。 結果は国有化銀行が国の支援を経て効率的となり,外資系銀行は2極化した。他の国内民間銀行は効率的なものも散見されるが,一般に低い効率値となった。銀行数は淘汰が進み,ハーフィンダール・ハーシュマン指数(HHI)で見ると若干寡占化が進んでいる。 オルガリヒ(財閥)が率いる銀行も再国有化され,シェアが伸びているが,再国有化銀行を今後に特定のオルガリヒに払い渡すようなことをしてはならない。政治的にも大統領と与党が変わり,従来のしがらみから解かれる良い機会であり,証券市場,証券業務の充実も含めた金融の改革を進めていくことが肝要である。}, pages = {1--17}, title = {マイダン革命後のウクライナの金融機関}, volume = {22}, year = {2020}, yomi = {タカハシ, トモヒコ} }