@article{oai:takushoku-u.repo.nii.ac.jp:00000047, author = {蒋, 飛鴻 and Jiang, Feihong}, journal = {拓殖大学経営経理研究, Takushoku University research in management and accounting}, month = {Feb}, note = {近年,企業経済活動のグローバル化と多様化を背景に,会計基準の比較可能性の向上を目的とする会計基準の国際的コンバージェンスの動きが加速化している。国際会計基準のコンバージェンスへの対応のため,2006 年,中国はIAS/IFRS と実質的にコンバージェンスされた企業会計基準を公表した。その後,2012 年と2014 年の2 回の改訂作業が行われた。現在使われている企業会計基準の規定の多くは,IAS/IFRS とのコンバージェンスが図られたものとなっている。 現行の中国の会計制度は,旧ソ連の影響を大きく受けて形成された企業会計制度が存在する一方で,IAS/IFRS の影響を受け,コンバージェンスが進められてきた企業会計基準が同時に併存する形となっている。このような制度的な背景があるなかで,IAS/IFRS の導入が中国の会計制度にどのような影響を及ぼすのであろうか。 以下では,まず,国際会計基準作りの理論基盤を提供すると期待されるIASB の概念フレームワークを確認する。そのうえで,IAS/IFRS の会計目的や利益の算出をめぐる会計観の変遷について概観する。さらに,中国での会計基準作りの基礎的な理論,会計目的,会計情報の利用者などをIAS/IFRS のそれらと比較し,コンバージェンスへの対応による中国の会計体系の変化を確認し,中国の会計制度の特徴を明らかにする。最後に,公正価値の取り扱いと包括利益の表示を例に,IAS/IFRSの導入が中国の会計制度に与える影響を明らかにする。}, pages = {121--135}, title = {国際会計基準の導入が中国の会計制度に与える影響}, volume = {111}, year = {2018}, yomi = {ショウ, ヒコウ} }