@article{oai:takushoku-u.repo.nii.ac.jp:00000637, author = {伊藤, 循 and Ito, Jun}, journal = {拓殖大学教職課程年報, Annual report on teacher-training course in Takushoku University}, month = {Oct}, note = {『律書残篇』は8世紀における諸国の郡郷里数の記録をふくむ貴重な史料である。『律書残篇』において七道と並んで記載される河東十六州は、化外の帰服蝦夷を基盤とし8世紀前期にまで遡及しうる地域観念である。そこには天皇・律令国家の統治意識・版図観念が看取される。また、『律書残篇』によれば、8世紀前期の薩摩国では、隼人域に特徴的な1郡1郷に象徴される郷里制や郷戸・房戸制の再編成が行われ、律令制的な国郡制や籍帳支配が進展していた可能性がうかがわれる。蝦夷・隼人政策の目的を版図拡大に求める見解が近年有力であるが、『律書残篇』の分析によれば、東西辺境の支配政策は版図拡大にとどまらない歴史的意義をもつ可能性が指摘される。}, pages = {19--34}, title = {『律書残篇』と蝦夷・隼人}, volume = {4}, year = {2021}, yomi = {イトウ, ジュン} }