@article{oai:takushoku-u.repo.nii.ac.jp:00000086, author = {森下, 正 and Morishita, Tadashi}, journal = {拓殖大学経営経理研究, Takushoku University research in management and accounting}, month = {Mar}, note = {本論は,中小製造業が経営革新を果たすために必要な戦略と,産業集積の再生に資する中小企業政策を明らかにしようとするものである。まず,中小製造業が集中立地している産業集積について改めて類型化を行うと同時に,集積の経済と外部不経済,そして集積の成長阻害要因について理論的に概説する。また,今日の経済・社会的環境の変化が中小企業経営に与える影響について明らかにした。 こうした理論と現状を踏まえ,産業集積の中小製造業の状況を明らかにするために産業集積を企業城下町型,産地型,都市型,誘致型の4 つに分類し,それぞれ代表的な集積に絞って,2004 〜14 年の10 年間の推移を検証した。その結果,一律に産業集積が苦境に陥っているのではなく,集積ごとの経済・社会的環境の違いによって,異なるパフォーマンスが見られた。また,この違いを生んでいる要因の一つに企業家的風土があることに着目することで,中小製造業が経営革新を果たしていくためには,企業を取り巻くステイクホルダーを巻き込んだ取組の必要性を示した。 また,産業集積の再生に資する中小製造業の競争力強化策について,経営改善と経営革新の視点から実証的に明らかにした。その結果,「特許・実用新案等知財の取得・活用」「ISO 等経営品質指標の認証取得」「同業種・異業種・産学官連携」などの新しいことに挑戦する中小製造業が依然として少ないことが明らかにされた。このことを受けて,産業集積の再生のためには,現在,中小製造業と集積に不足する弱点を補強する政策を展開することについて提言を行った。}, pages = {165--185}, title = {中小製造業の経営革新と産業集積の再生 ―新しいビジネスモデルの構築を目指して―}, volume = {112}, year = {2018}, yomi = {モリシタ, タダシ} }