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ドルチェ&ガッバーナのコマーシャルが箸を食器具とする日本人に不快感を与えるとしたらその理由は何か ―日本・フランス両国における食文化の歴史的及び社会的背景からの一考察―
https://doi.org/10.24515/0000000669
https://doi.org/10.24515/0000000669eb45cbaa-69c8-49a7-b156-c173630e1264
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||||||
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公開日 | 2023-04-04 | |||||||||||||
タイトル | ||||||||||||||
タイトル | ドルチェ&ガッバーナのコマーシャルが箸を食器具とする日本人に不快感を与えるとしたらその理由は何か ―日本・フランス両国における食文化の歴史的及び社会的背景からの一考察― | |||||||||||||
言語 | ja | |||||||||||||
タイトル | ||||||||||||||
タイトル | Pour quelles raisons la publicité de Dolce & Gabbana a-t-elle donné une sorte de dégoût aux Japonais qui se servent des baguettes? | |||||||||||||
言語 | fr | |||||||||||||
言語 | ||||||||||||||
言語 | jpn | |||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||||
主題 | 礼儀作法 | |||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||||
主題 | フランスの食文化 | |||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||||
主題 | ドルチェ&ガッバーナ | |||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||||
主題 | フランスの階層意識と「ヘクシス」 | |||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||||
主題 | 文化表象 | |||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||||
主題 | 箸文化 | |||||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||||||
ID登録 | ||||||||||||||
ID登録 | 10.24515/0000000669 | |||||||||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||||||||
種別 | ||||||||||||||
値 | 論文 / Article | |||||||||||||
著者 |
柴田, 惠美
× 柴田, 惠美
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抄録 | ||||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||||
内容記述 | 数年前,イタリアのファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」によって制作され,その中で若い東洋人女性に,箸を棒の様に突き立てる事で大きなピザを取り分けさせようとした広告動画により,不買運動などの大きな騒動が持ち上がった。本稿では,この動画が日本人に不快感を与える要因について以下の点を指摘した。それはまず,日本料理を食する際に見いだされる様な,相対する料理を,それが作り出す世界を害することなく美しく頂こうとする日本人の洗練された姿勢や美意識を破壊する「突き箸」という不作法への嫌悪感,則ち日本人特有の美意識が汚されることへの嫌悪感と,神様から賜った尊い命を有難くいただくという,日本人古来の神道的姿勢及び神そのものを冒涜する表現方法への抵抗感を日本人が抱くからである。次に,西欧においても「突く」という行為が,今なお「野蛮」性を想起させる事実を鑑みるなら,「突き箸」という不作法を敢えて東洋人にさせるという演出の裏に,箸文化の中にある東洋人に対して西欧側が抱く,ある種の侮蔑意識が感じ取られるからである。そして最後に,突き箸という不作法が,フランスを始めとする現代の西欧社会において,社会的富裕層,上流階級,エリート層がよしとする「(身体的)ヘクシス」にも反するものである事を鑑みるなら,これを行う東洋人の描写は,東洋人への潜在的階級差別意識を表象する可能性に直結するからである。 | |||||||||||||
言語 | ja | |||||||||||||
書誌情報 |
拓殖大学語学研究 en : Takushoku language studies 巻 148, p. 103-125, 発行日 2023-03-25 |
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出版者 | ||||||||||||||
出版者 | 拓殖大学言語文化研究所 | |||||||||||||
ISSN | ||||||||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||||||||
収録物識別子 | 13488384 | |||||||||||||
出版タイプ | ||||||||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||||||||
日本十進分類法 | ||||||||||||||
主題Scheme | NDC | |||||||||||||
主題 | 383.8 |